未来を啓く、人に成る。

建学の精神

正明和信
 思うに、人生生活とは凡て何事もみな心より起る。心が元であるから、知の円満な心は明るく、情のそれは和かであり、意のそれは正しい。このような精神生活が真価の”発輝”であり、幸福な生活が送れるのである。その心の起る元は信である。信とは、真と真の通じ合いである。個と個との真心の通じ合いが、信用信頼を生み、全(宇宙一切の事物)の真実と、個人の真心の触れ合いが信仰信心である。

校訓

校章

法句経偈

校歌

校歌
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制服の変還

学校の歴史


   稲沢高等女学校は社会を支える尊い女性の教育を志した足立誾励・てる子先生により、昭和2年(1927年)に、仏教の教えを基にした手芸学校として設立されました。
   当時、誾励先生は忙しさのあまり、自転車に乗ってもサドルがお尻についていないことから"尻上げ校長"と言われ、てる子先生は学校終了後名古屋の問屋街まで購買部の品物を調えるため夜道を自転車に大きな荷物を積んで引っ張り歩いていました。
   このような創設期を戦時下の厳しい時代のもとで経験しました。戦後は学校体系が見直されたことに伴って昭和22年に眞和中学校、23年には稲沢高等学校と校名が変更されました。
   昭和26年には学園創立25周年を迎え、その年に岐阜県揖斐郡池田町に学校林を造成しました。翌年校名を改め、稲沢女子高等学校が設置されました。教育課程は普通科・商業科・家庭科の3課程が設けられ、昭和41年には普通科の中に進学コースを整え、3学科、4コース制という現在の形の礎が築かれました。それに伴い、総合学園として校舎、設備も整えられていきました。

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   創設者の二人が逝去されたのち、平成13年、稲沢女子高等学校を改め共学化し、愛知啓成高等学校として新たなスタートを切りました。「進学と野球」のキャッチフレーズの通り、進学の方では特進のサミッティアコースを中心に毎年国公立大学や難関私立大学の合格者を輩出しており、硬式野球部も平成18年3月に創部5年目にして選抜甲子園に初出場を果たしました。創立90周年を迎える本校は、創立からの情操教育が脈々と受け継がれており、落ち着いた、真面目な校風は今も変わりありません。